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 その時君は          口を開けていた・・・      業界初!全国版カバ紙の雑記帳です。動物園の話題をお届けします。


by yukankaba-z
上野の「ヨーコ」がシンガポールで産卵_b0018524_17125589.jpg

東京・上野動物園で飼育していたコモドオオトカゲの「ヨーコ」がシンガポール動物園で産卵した。ポルトガルのリスボン動物園を含めた3園で繁殖を進めるプロジェクトにより、昨年4月に上野の「ヨーコ」はシンガポールに渡っていた。

昨年12月ごろに雄の「ビマ」との間に交尾が見られており、今年1月1日と7日に産卵、卵はすべて孵卵器に移して経過を見ている。ヨーコは昨年上野動物園でも産卵しているが孵化には至らなかった。繁殖までの道のりはまだまだ険しいのだ。

上の写真は昨年上野で撮影したヨーコ。
思ったよりも華奢な印象。それもそのはず、雌のコモドオオトカゲは雄より半分以下の体重だそうだ。ムキムキの逞しい前足で大地を蹴って走る姿は雄であろう。
それでもヨーコの体重は30kg、はるか昔の恐竜をイメージさせてくれる存在感。
# by yukankaba-z | 2009-02-02 17:38 | 動物園

三番目の雄

東京・上野動物園 ツチブタの「ヨシコ(左」と「アルディ(右)」
三番目の雄_b0018524_22275520.jpg

なかなか写真でうまく伝えられない動物、ほとんどがそうであるけれど、このツチブタもまた直接目の前にしてこそ独特な存在感を知るそんな動物。

そもそも夜行性であるから大抵は屋内でひたすら寝ている。一方、スズメ以外何もいない屋外の放飼場はうねるようにぼこぼこと掘り起こされた土場。ツチブタが掘ったであろうその放飼場だけで気分が盛り上がる、それぐらい掘ってある。

ここ数年、上野動物園ではツチブタの番が飼育されているが、ヨシコにとって相方である雄のツチブタが二度死んでしまった。三年前に「シゲオ」を亡くし、昨年のはじめに二番目の雄「コメタロウ」が亡くなった。そしてその夏の終わりに三番目の「アルディ」がやってきた。

三番目の相棒を迎えた「ヨシコ」は肩を並べてうまくやっているそうだ。アルディがやってきて数ヶ月、日を増すごとに放飼場の掘削作業に熱心なのだ・・・ということが放飼場から伺える。掘っている姿は見たことがないけれど、活動的なのはいいことだ。アクティブだということは繁殖にも好影響なのだから。
# by yukankaba-z | 2009-01-29 23:04 | 動物園

野間馬のえりか

閉園まであと一時間、不忍通りを斜め横断して上野動物園池之端門にすべり込む。
まずはカバ舎でジローとサツキを覗いてから池方面へ向かうと食事中のアイアイを見つけて前のめり。その後ふれあいエリアのあるこども動物園へ。

西園にある「こども動物園」は今更ながら個人的に見直しモード。もともと名前がよくないと思うのだ、平日の夕方こどもは少数派だったぞ。モルモットは撫でない大人でも、羊は撫でたい。

近年の上野動物園では日本に昔からいる種類の動物を積極的に展示している。
写真は野間馬の「えりか」、柵に貼られたボードに「誕生日、1994年5月10日」とある。意外とオトナ、成馬でも目の高さが私より少し低い。
野間馬のえりか_b0018524_8451479.jpg

他に「性格、芯がしっかりしていて、度胸がある。かなり頑固。」とも。
# by yukankaba-z | 2008-12-20 08:45 | 動物園

サバンナゾーン

大阪・天王寺動物園 ブチハイエナの蓮(レン)
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数年前から続々と新施設をオープンさせている天王寺動物園のアフリカエリア。
草食動物エリアにつづき、2006年には肉食動物のエリアがオープン、ブチハイエナの放飼場からはシマウマやキリンが草を食む光景が一望できる。




サバンナゾーン_b0018524_1724675.jpg

それを望むわたしたち。
# by yukankaba-z | 2008-12-14 17:04 | 動物園
天王寺動物園のホッキョクグマ「ゴーゴ」
12月3日で4歳を迎える雄のゴーゴをとりまく話題が目白押し。嫁取りを巡ってライバル出現か?!
ゴーゴ4歳、嫁取りなるか_b0018524_085273.jpg

ここのところ国内ホッキョクグマのあいだでニュースが飛び交っている。
北海道円山動物園で生まれた二頭の雌のホッキョクグマが何年も誤って雄として扱っていたと報じられたのは記憶に新しいところ。
ところが国内ホッキョクグマ婚活戦線はお年頃の雌が優位の状況、関係者の性別判定ショックから立ち直る間もなくたちまち全国から求婚されることになった。
秋田の男鹿水族館の「豪太」5歳サイドは早くもツヨシのいる釧路に出向き直訴したという。

雌のツヨシと同世代のゴーゴだって黙っていられない。
ツヨシの嫁入り先として環境の変化が少ない所へという意向があり、ちょっぴり望み薄?!ではあるが、天王寺動物園の繁殖経験をアピールして名乗りを上げている。

頼もしいのはゴーゴを寄贈した「大阪の父」とも言える地元肉まんチェーン551蓬莱がついていることだ。嫁取りに関しても費用を負担する手筈が付いているという。
豪太に先手は打たれたが、すでにワールドワイドに婚活を展開中、ロシア娘も北欧娘もなんでもござれということだ。

ゴーゴ4歳、嫁取りなるか_b0018524_14521100.jpg
そんなゴーゴの近頃といえば目の前の黄色いガス管にただ夢中。
その表情にはまだまだあどけなさが残る。
# by yukankaba-z | 2008-12-02 00:03 | 動物園